アトール(A-Taul)
・機体解説
ポセイダル軍のA級HM。出っ張った頭と大きな一つ目が印象的な機体である。
機体サイズに比して大型のジェネレーターを搭載しているため、オリジナルHM級のパワーを誇る。その為通常のものに比べて高出力なフロッサーが搭載でき、宇宙/大気圏内で高い機動性を発揮する。
なお、13人衆のひとりであるマフ・マクトミンの機体はカスタムされており、右肩にオージェのラウンドバインダー、左腕にバッシュのバインダー、背中にアシュラテンプルのサーカスバインダー、そしてグルーンのロングスピアを装備している。この機体は「アトールV(ファイブ)」と呼ばれる。(アトール以外の機体は追々別ページで紹介していきます)
機体デザインは「FSS」において、ハスハ連合共和国のAP騎士団の主力MH「A・トール」に流用される。
・武装
フロッガー:アトール用のセイバー。通常のセイバーと違い、鞭のようにしなる特殊なもの。セイバーフロッガーとも呼ばれる。
ウィンゲルバインダー:両腕部に装備する。翼状のバインダーに高出力のパワーランチャーを搭載しており、攻防一体の兵装となっている。大気圏内での滑空にも使用される。
トリプルフロッガー:アトールV用の武装。フロッガーの発生装置が3基に増加されたもの。HGの説明書には「トライフロッガー」と書いてあるが、これはどうも誤りのようである。
・キット解説
と言う訳で、HGHMアトールです。リサイクル屋で735円でした。可動は・・・足周りがなんかもう・・・・・股関節と足首があまり動かないです。
武器は、上記のウィンゲルバインダーとフロッガー(とトリプルフロッガー)が付属。バインダーからチューブが肩アーマーに繋がっていますが、このチューブは硬くて短いので、腕を曲げたらあっという間に抜けてしまうのが何とも・・・他には、アトールV用のバックパック、目、股間アーマー、爪先、バッシュのバインダーが付属。
本キットはアシュラ、オージェのパーツと互換性があり(バッシュ、グルーンは武器のみ)、これらのキットと組み合わせることでアトールVへの改造が可能という面白いギミックが付いたキットです。しかしこういう旧キットとの互換性があるプラモってありがたいですな。
・改造ポイント
バインダー:チューブがアレなので、市販のリード線を長め(13㎝くらい)に切って、両端に真鍮パイプと真鍮線で作ったプラグを付ける。肩には1㎜径の穴を開け、プラグを差せるように。右腕のみもう一か所穴を開け、バスターランチャーを接続可能にしてあります。改造はここのみ。
・塗装
全身筆塗りで、フレームはニュートラルグレーにミディアムブルーを混ぜたもの。装甲は指定された調合比に更に青を多めに足した方が設定どおりっぽいです。眼はオレンジイエロー。顔にはオリジナルで口?にあたる部分をモンザレッドで塗装。太ももなどの緑は指定通り。個人的に手持ちのキットの中では筆塗りの出来は最高だと思います。特に太ももとか・・・
・写真
正面から。肩の塗りムラがバレバレですな(笑)
後ろから。ふくらはぎの形がミラージュマシンっぽいですね。
肩アーマー排除。プラグはこんな風になってます。勿論脱着可能。
バスターランチャーの接続。ランチャーは「エルガイムMk-Ⅱ」のもの。厚手の両面テープで強引に手首に貼り付けてます。
フロッガー。「鞭としても使える」という設定があるため、刃をあっためてグニャリと曲げてみるのもいいかもしれません。
腕の可動は悪くないですが、足があまり動かないためポーズを決めるのに一苦労です。