エルガイム

エルガイム(L-Gaim)

(作品の解説はこちら)

・機体解説

エルガイムは、主人公「ダバ・マイロード」の最初の愛機であるA級HM(ヘビーメタル)である。

俗に「ヤーマン系」と呼ばれる独特の機体構造を持ち、性能も突出した部分が無く非常に安定した戦闘力を持っている。

最大の特徴は、「スパイラルフロー」と呼ばれるコックピットシステムを持つということである。これは、「スパイラルフロー」という小型のホバー式エアバイクが変形し、エルガイムの首に浮遊した状態で納まってコックピットとなるもので、これにより中の搭乗者は広い視界を確保でき、衝撃やG(重力)を大分軽減されているという画期的なものである。しかし、これはヤーマン独自の技術であるため、ポセイダル軍のHMには全く使用されていない。(ただし、「フロッサーシート」という浮遊式の操縦席がポセイダルのA級HMのほとんどに装備されている)

本機はダバの父親(養父)である「ダバ・ハッサー」が作ったハンドメイドHMという事になっているが、その正体はかつて栄えたミズン星の「ヤーマン王朝」が保有していたオリジナルHM「ガイラム」の内、王家専用機「アハメス(アーメス002とも)」と呼ばれる機体を改良したものである。改良の際に量産を可能とするため、敢えて構造の簡易化などのデチューンがなされている(しかし、デチューン〈改悪〉したのに改良というのはどうも・・・)。その甲斐あって、ダバの所属する反乱軍はエルガイムをベースとした安価で高性能な量産機「ディザード」を主力機として配備できたのである。 

機体デザインは、後「ファイブスター物語」においてコーラス王朝のMH「ジュノーン」および「エンゲージSR-1」等に流用された。

・武装

パワーランチャー:エルガイムの主武装。腕部に接続する。B級の物に比べて格段の威力を誇る。使用する際はプラグを腰のソケットに挿してエネルギー供給を行う。

セイバー:腕部の格納スペースに収納(ランサー、ハンドランチャーと選択式)。いわゆる「レーザーソード」である。

ランサー:グリップの両端に発生器を持つセイバー。「スターウォーズ エピソード1」のダース・モールが使っていたライトセイバーみたいなのを想像してくれたらよい。

ハンドランチャー:小型のパワーランチャー。威力が低く主に撹乱や牽制に使用される。

バインダー:「エルガイム」の世界におけるHM用の盾のこと。Sマイン(科学反応式手榴弾。被弾しても誘爆を起こさないという優れ物)、セイバー、パワーランチャー2門を装備可能。

アキュート:下腕部装甲の尖った部分を使用する格闘用ピック。

以上の装備がエルガイムの基本装備である。また、イレギュラー装備ではあるがペンタゴナ最強兵器である「バスターランチャー」も使用できる。

・キット解説

という事で、HGHMエルガイムです。日本橋の中古ショップで900円(ヘビーコーティングVer.)。のち通常バージョンを「まんだらけ」にて800円を購入。

このキットは極めて完成度が高く、発売から8~9年たった現在のプラモにも勝ると劣らない優秀な出来だと思います。

可動に関しては、発売当時の同レベルの1/144のプラモ(HGUCなど)と比べてかなり練りこまれており、結構可動範囲は広いです。

武装は一通り揃っているほか、嬉しい事にバスターランチャーまで付いています。

脚部は本キット最大の見所で、ランダムスレートの開閉が可能。足首は爪が独立可動してバランスがとりやすく、不安定な姿勢での片足立ちも難なくこなせます。

また、「1/144ランドブースター スピリッツ」や「1/144ベースマシン ワークス」などとも連動が可能であるなど、旧キットと組み合わせることでプレイバリューの幅を広げることも視野に入った良キットだと思います。

後にパールコーティングを施された「ヘビーコーティングVer.」が発売。こちらは塗装ガイドが載っておらず、塗装派には痛いです。そのくせ定価は2倍近いというのは・・・

なお、通常版の説明書には「搭載ファティマ:クローソー」と載っていますが、これは一体どういうことか・・・(ヘビーコーティングVer.では削除されています)

・製作

本体の出来は非常によろしいため、特にこれといった改造はしていません。強いて言うなら、首関節の出っ張りを削り落して可動範囲の増加と、肘関節の出っ張りを削り落して、いつかは作るであろうスピリッツ(ブツはあるので、あとは作るだけ)と対応させた加工を施しておきます。

ただ、パワーランチャーとバスターランチャーのプラグは非常に作りが甘く、すぐぽろぽろ取れるので、ここは真鍮線と真鍮パイプで新たにプラグを製作。

セイバーの刃は他キットから流用。キット付属の物は白いプラで出来ているので、どっちみち塗る必要があります。

・塗装

関節の茶色は、黒、サンドブラウン、マホガニー、黄色を混ぜて作った焦茶色でエアブラシ塗装。濃紺の部分は指定通り。白い部分は合わせ目だけ消して色は塗らず。


・写真


フル装備状態。一部塗装をしているものの、基本的に素組みです。本来は載せる予定はありませんでしたが、写真写りが良かったため載せることにしました。当サイトのバナーはこれを使用しています。

バスターランチャー。ディティールは旧キット「Mk-Ⅱ」や「バッシュ」に比べ簡略化された部分も少々あるものの、バイポッドが差し替えで展開状態にもできるのが嬉しいトコロ。

パワーランチャー。左右2門が付属。ケーブルを外せばバインダーにマウント可能。

ランダムスレートの展開と爪の可動。脚内部のディティールは実は旧キットの方が手が込んでいたりします。

ランドブースター。飛行能力を持たないHMを飛行させるための装備。こちらは短距離用で「ライトブースター」と呼ばれる。長距離用は単独の航空機としても使えるほど大型である。

中央部とサイドバインダーは収納可能。

リアビュー。

「1/144スピリッツ装備型エルガイム」のボックスアートを真似てみた(スピリッツ無いけど)。

スピリッツのパッケージ。こう上からグッと迫ってくる感じが好きです(笑)

白い百式と金色のエルガイム(あれ?) 顔がよく似てますね。

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