ターンX

Concept-X 6-1-2 ターンX (Turn X)

・機体解説

ギンガナム軍御大将のギム・ギンガナムが搭乗するMS。左右非対称という奇抜なシルエットを持つ。

兵器としては非常に優れた機体であり、諸性能で∀ガンダムを上回る。しかし、劇中においては全性能の2割程しか出ていなかったらしい。

∀と同様に出自がはっきりしないが、かつて外宇宙へ旅立っていった人類が造った兵器(MSだったかどうかは不明)が何らかの理由で地球圏へ辿り着いたという説もある。そしてその上で、本機を量産型という説すら存在する。また、脚部のスラスターベーンなどの共通する点から、∀ガンダムの兄弟機であるという説もある(実際ギンガナムは∀をターンXの「兄弟」「弟」と呼んでいる)が、事の真相は未だ不明である。

ナノスキン装甲による自己再生能力を有するが、かつて∀に傷つけられた胸のX字の傷だけはどうしても修復出来なかったらしい。また、機体各部も度重なる修復によって原型を留めないまでに変形しており、左右非対称のフォルムを形作った要因となっている。

・武装解説

・熔断破砕マニピュレーター:右腕に備えられた武装。ビームサーベルの用に使われる事が多い。本機のデータベースには何故か「シャイニングフィンガー」と登録されているらしく、ギンガナムは「なるほど!シャイニングフィンガーとは、こういうモノか!」と述べている。

・3連装ビーム投射システム:熔断破砕マニピュレーターのクロー部に搭載されたビーム砲。

・ワイヤークロー:右手に3本内蔵されたワイヤー兵器。小型レーザー砲も備えられており、これらを用いて敵機を刺し貫く。

・脚部メガ粒子砲:脚部に搭載された大型のメガ粒子砲。掠めただけでもウィルゲムのエンジンの半分を停止せしめる程の威力を誇る。

・背部ウェポンプラットフォーム(キャラパス):その名の通りターンXの武装を収納する装備であるが、それ自体も単体の武装として稼働するようである(ただし、攻撃する描写は見られなかった)。

・ビームライフル・バズーカ:キャラパスに搭載されていた武装。劇中では殆ど目立った運用もなされずポイポイと使い捨てされていた。バズーカはアニメにおいては実体弾、小説(福井版)においてはビームバズーカとなっている。この他にもハンドビームガンや3連装ミサイルランチャーが存在するが、未使用に終わっている。

・オールレンジ攻撃:ターンXはコックピット兼頭部(ターンXトップと呼ばれる)・胸部・腰部(+キャラパス)・両肩・両腕・両脚の9パーツに分離する事ができ、それぞれが独立した攻撃兵器として稼働する。また、ギンガナムの台詞から、これらのコントロールにはサイコミュが使用されていると思われる。

・キット解説

ということで、1/144ターンXです。梅田のまんだらけで300円でした。

このキットは∀と並んで非常に出来がよろしく、殆ど手を加える事が無かったですが、左手首がしょぼいのがちょっと困りものですかな・・・?

・製作

左手首:キット付属のポリパーツではサイズの問題で見栄えしないので、1/100ベルガ・ギロスの左手首をベースにプラ板で形状を修正し、接続ピンを3ミリほど短縮しました。

 

頭部:ツノが折れてしまったので、0.5ミリアルミ板で作り直しまし、デザインナイフでヒサシ(?)を削って眼の形状を変更してみました。

キャラパス接続:背中から接続用のピンが出ていて不格好だったので、元のピンを切り落とした後に真鍮線をプラ棒で作った接続ジョイントにて接続するように修正しました。

・塗装

基本的にキットの成形色を活かしてスミ入れのみですが、肩やツノなどは白にグリーンを少々混ぜたもので、肘関節などはエナメル塗料のジャーマングレイで塗ってます。

。写真

前から。いや~、カッコいい!の一言に尽きますね。シド・ミード氏は自身が滞在していた旅館の庭の桜を見て、何を思ったかたった20~30分でこの機体を描きあげたそうな。

後ろから。気づけばライフルの向き逆じゃん・・・(笑)

キャラパス分離。接続強度がやたらと弱いので、普段は取り外したままにしてます。

可動は申し分ないので基本的にノータッチ。左手首は元々指が可動するので、武器が違和感なく(と言ったら少々語弊があるかもしれないが・・・)もてます。

1/144の機体に1/100のパーツが合うのか?と一瞬思ったものの、ターンXは1/144でも大柄な機体なのに対して、ベルガ・ギロスは1/100と言えども小型MSである事から、案外サイズが丁度いいのです。

弟さんと比較。ギンガナム御大将曰く「このターンX凄いよォ!流石∀のお兄さん!」だそうですが、ロラン的には「∀なら、Xの兄さんだろ!?」という事だそうな。まあ、どっちでもいいと言えばそうなのですが(笑)

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