XD-01 ドラグナー1型 （Dragonar-1）
・機体解説
ギガノス帝国のラング・プラート博士が開発した試作メタルアーマー「D兵器」シリーズの内、白兵戦用に特化したタイプ。パイロットは本作の主人公のケーン・ワカバ。
中～近距離戦闘に対応した装備がなされており、汎用性に優れた機体である。制御コンピュータ「クレイ9000系」の愛称は「クララ」。
D兵器は元々、共通構造のムーバブル・フレームにユニット化された装甲や武装を交換することによって、様々な状況に応じた機体を量産可能にすることを前提とした機体群であり本来は7型まで計画されていたとされるが、完全特化型の機体やそれらをカスタム化して対応してきたギガノス軍ではウケが悪く、３機分のムーバブルフレームと３種類の追加パーツが製作された時点で計画は頓挫してしまった。しかし、プラート博士の亡命と共に全機運び出され、偶然にも民間人であったケーンらによって運用されてしまう。
以後はケーンらと共に地球連合軍に参加し、フラッグシップ的MAとして活躍する。
パイロットは生体データなどによる登録制のため、基本的に個人専用機である。
一応推進器は備えているものの、大気圏内での飛行能力は無きに等しい。その為、飛行用の追加装備である「リフター」を装備することによって大気圏での飛行にも対応している。
後に連合軍独自でD兵器をベースとしたより高性能な量産型MA「ドラグーン」の開発・生産によってお払い箱となり、3型以外は廃棄される予定だったが、プラート博士によって1・2型はカスタム化され、運用され続けることとなった。
・武装解説
・ハンドレールガン：D-1の主武装。口径75ミリ。実弾を電磁誘導で加速して撃ち出す。予備マガジンを両腕に装備可能。
・レーザーソード：D-1のみ装備。レーザーで形成された刃によって対象物を切断する。両端を接合し両刃で使用できる。
・スローイングボム：両肩に装備する対MA用手榴弾。
・アザルトナイフ：ふくらはぎに装備された実剣ナイフ。1・2・3型共通の装備である。
・25㎜2連装機関砲：両手甲に装備。主に牽制に使われる。1・2型共通の装備である。
・リフター１：大気圏における飛行能力追加ユニット。D-1のものはドッグファイト能力向上のために、4枚羽の複葉機となっている。翼下のパイロンにミサイルポッドを装備可能。
・キャバリアー0：1型専用の追加装備。D-1の初登場時はこれを装備した状態であった。2型並みの火力と3型並みの電子戦能力を備えるが、これを装備すると1型は白兵戦が不可能となる。ただし、強制排除は可能である。
・キット解説
というわけで、1/144ドラグナー1型（リフター装着型）です。どこかのジョーシンで350円でした。
このキットは、初期に発売された1/144ドラグナー1型（以下D-1）にリフター1を追加されたものですが、価格調整の為、リフター版ではハンドレールキャノンとレーザーソードが削除されています。
元は全て白一色で成型されていましたが、後にシステムインジェクション導入によって本体が色分けされたタイプが発売されました。
キットそのものはあんまり出来のよろしいものではないですが、今回はプロポーションを弄らずに殆どストレート組みです。リフターは追々製作します。
アザルトナイフは再現されていないため、脱着可能なものを作ってみました。
・改造ポイント
脚：フレームは内側が肉抜きされているため、ポリパテで埋めてしまいます。
アザルトナイフ：別ページに記載。
ハンドレールガン：グリップガードが邪魔くさかったので全部カット。銃口は開口されていないため、9㎜径の穴を開ける。その他にもちょくちょく手は入れています。
・塗装
白：ホワイト＋デイトナグリーンをごく少量（細筆の先に少し含ませたくらい） 赤：モンザレッド 青：インディブルー＋コバルトブルー＋スカイブルー（ごく少量） 黄：アンテナはオレンジイエロー、胸やシールドはイエロー 関節・フレームはミッドナイトブルー。
・写真
フロントビュー。デザイン的にはこっち（大河原邦夫版）より前期OPに出てきた大張正己版（バリグナー）の方が好きなんですがね～
リアビュー。
ハンドレールガン。超ピンボケしてますが、銃口が開いているのにお気づきだろうか・・・？
飛行ポーズもお手の物。
アザルトナイフ。ホントは3機ともこれ1本を共用するつもりでしたが、手の穴の大きさがだいぶ違うため1型専用になっちまいました。
脚アーマー排除。そのままではアーマー排除の際に塗料が剥げるため、アーマー側の接触部分を削ったり、上からクリア（実際はつや消しクリアを使用）を塗った方が良さそうです。
可動はポリキャップを使用しているため割とスムーズに可動し、各ブロックごとに組み立てられるという親切設計（今じゃ当たり前か・・・）。
手の甲に機関砲って大丈夫なのかな？装填数とかスペースとか・・・・・